
こんにちは。本当に寒いですね。
皆さんはもうこたつを出されましたか?私もこたつを出しましたが、その中に入ると本当に至福です。冬のちょっとした幸せかもしれませんね!
「あの時は良かったなー」の罠
今日は、誰の心にも潜む**「過去を振り返ると心は安定する」**という感情の裏にある罠について考えてみたいと思います。
過ぎ去った日々が輝かしく見えるのは、人間の記憶の特性です。
未来のあなたが今の自分を振り返ったときも、苦しい状況でも「あの時頑張ってたな」
と思ったり、楽しかったら「あの時は楽しんでたな」と思うでしょう。なぜなら、過去
はよく思えるものだからです。
この現象は、心理学的に過去美化バイアス(回顧バイアス)と呼ばれ、時間が経つにつ
れてネガティブな要素を忘れ、ポジティブな要素や良い思い出だけを強調して記憶する
傾向があるため、誰もが陥る感情なのだといいます。
💡「戻ろうとする」のは退化
しかし、この「あの頃は良かった」という感情に引っ張られて、その頃に戻ろうとして
何かをすると、たいてい失敗します。
それは、過去の自分が持っていた何かしらの不都合や問題点を直したからこそ、今の自
分がいるからです。当時のやり方に戻ろうとすると、「この失敗をして変えたんだっ
た!」と、前に経験したのと同じ過ちを繰り返してしまうことになります。
ここで思い出すのが、野球のイチロー選手が言っていた言葉です。
「初心を忘れないことっていうのは大事ですが、初心でプレイをしていてはいけないんです。成長した自分がそこにいて、その気持ちでプレイしなくてはいけない。」
💡「初心」と「成長」を使い分ける
この言葉は、まさに私たちの生き方にも通じます。
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初心:持っていたきれいな目標や、情熱、純粋な気持ちは忘れない。これはエネルギーとして思い出す。
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成長:当時のやり方、失敗した戦略、未熟だった技術や判断力は、現在の成長した自分が持っている知恵で補う。
過去のきれいな目標は思い出しても、当時のそのままの行動様式に戻ろうとするのは、単なる退化になってしまうのではないでしょうか。
極端な例ですが、「中学生の頃のやんちゃな感じが良かった」と言って今の自分がそれを再現しようとすれば、「大人なのに何やってるの」と言われてしまいます。
💡今の自分に誇りを持つ
だからこそ、今の自分は
過去の失敗を反省し、修正してきた、一番成長した自分
であるということに誇りを持つべきだと思います。
過去を振り返って「懐かしいなー」と温かい気持ちになるのは素晴らしいことです。しかし、行動に移すときは、「過去の失敗から学び、修正を重ねた今の自分」として、冷静に、そして前向きに進んでいきたいですね。
本日も貴重な考察にお付き合いいただき、ありがとうございました。








